2016 April

 


 
 
マルシェに行くと春野菜が色とりどりに出揃って、ブーケのように並ぶお野菜た ち。赤カブにバターをつけて頂くのはパリではポピュラーなアペリティ フ。学 生の頃、この赤カブと白ワインで友人と一晩中お喋りしていた懐かしい思い出が 蘇る。アンディーブは切って並べるだけでデイジーのように美し いオードブルに。

 

 

 
 
 
キノコの季節はあっという間に終わってしまうけれど、このシャンピニオン・ド パリは一年中出回っている上、香りがとても良くお料理のアクセントに なる便 利なキノコ。マルシェで見つけるとふっくらとしていてカサがあまり開いていな いモノを丁寧に選ぶ。パセリをたっぷり振りかけてソテーにして も美味しく、 我が家の付け合せの定番。

 

 

 
 
我が家の近く、BUCI通りのマルシェには週末だけ牡蠣のスタンドが立つ。牡 蠣以外にもいろいろなシーフードが少しずつ買えるので週末はシーフー ド三 昧!オードブルにはホタテ貝とマテ貝のソテー。メインには「レ」という白身の お魚のケッパーと焦がしバターソース。我が家で頂くと苦手な貝も 何となく美 味しく感じるのも不思議・・・。

 

 

 
 
 
パリには旧植民地ということもあって美味しいヴェトナミアンのレストランがた くさんある。その中でもお気に入りのこのお店、ヴェトナムの古都フエ を思い 出すような静かで洗練されたお料理とインテリア。 定番のスープPHOには美しい香草がたっぷり添えられて。ライスペーパーで包 んで頂く前菜は初めての味。どれも丁寧に出来ていて体に良さそうなの も魅力。

 

 

 
 
 
チュニジアを旅した時、首都チュニスの青と白の街並み、海辺の街ジェルバで 売っていた濃い青を基調としたぽってりとした陶器、どれも「青」がとて も印 象的だった。それ以来クスクスはチュニジア風に青い陶器に盛り付けることに。 スパイシーな羊のソーセージ「メルゲス」やクミンシードの香りが ロゼワイン にぴったり。

 

 

 
 
サンジェルマンにはマスコミに出ない有名文化人が沢山お住まいだけれど、そん な方々のお気に入りのこのレストラン、ギャルソンのサーヴィスもさり げなく て本当に心地よい。リ・ド・ヴォーのテリーヌや「レ」と言うお魚のソテー、焦 がしバターの香ばしい香りとブラン・ド・ブランのシャンパンの 相性もぴった り。我が家の記念日は全てお願いしてきた大切なレストラン、長いお付き合いの オーナーやシェフに感謝しつつシャンパンをご一緒する。

 

 

 
 
 
セロリラヴというセロリの根のような不思議なお野菜。蒸してピューレにしてお くと付け合せにしても、ポタージュにしても個性的で素敵な一皿にな る。 ピューレにしてもサクサクとした食感が残るので付け合せにすると温野菜のよう でとても美味しい。

 

 

 
 
すっかり暖かくなって夏のような土曜日の夜。今年初めてのビストロのテラス 席、心地よい風とロゼワイン。オードブルにはさっぱりしたイワシのマリ ネ、 メインにもトマトたっぷりの南仏風のお魚をチョイス。 パリのビストロで美味しいお魚料理を頂くのは久しぶり。

 

 

   
 
 
パリーアムステルダム間はいつも満々席のエールフランス。ショートフライトの ためエコノミーは満席でビジネスはガラガラという事も多く、アップグ レード して頂くことも多いけれどなんせあっという間についてしまう。このショートフ ライトの中でビジネスのミールサービスはCAの方も大変そう。 朝のフライト とあって可愛らしいスティックのサンドイッチ、コレがフィリングたっぷりで意 外なほど美味しくて素敵な朝食になる。

 

 

 
 
主人のゼミの卒業生T君の結婚披露宴。横浜山手の西洋館「ベーリック・ホー ル」の美しいサロンに燦々と陽が降り注ぐ。蕪と枝豆のポタージュなど和 の食 材をふんだんに取り入れた創作フレンチがとても美味しい。ようやく祝辞が終 わってほっとしつつ、心のこもった素晴らしい披露宴に感激する。こ れからも どうかお幸せに・・・。

 

 

 
 
お客様の多い我が家、クスクスは人数が増えてもスムール(クスクスの粒)を蒸 らせばスグに出来るのですっかり定番になっている。トッピングもケバ ブ風肉 団子や、スパイシーなチキンなどバリエーションも楽しめる。今晩はイカのター メリックソテーを添えて。イスラム文化の影響が色濃く残るスペ インのテルエ ルと言う街で買った美しい陶器のお皿、クスクスを作る度にスペインの街を思い 出す。

 

 

 
 
軽井沢に居るとほとんど家から出ないのでなかなか新しいレストランに行く機会 がない。某雑誌の編集長のお誘いでパティオのようなお庭のある素敵な お店に 伺う。まだ肌寒いので美しい室内のお席をお願いする。パリのタイユバンにいら したというシェフのお料理も素晴らしく、何よりもサーヴィスが さりげなくて 心地よい。静かな別荘ライフの素敵なアクセントになるようなこんなお店が増え ることを願いつつ雨のお庭で編集長とお喋りは尽きな い・・・。

 

 

 
 
 
秋田出身の友人から山菜の天ぷらが届く。こごみや山タケノコなど揚げたてを頂 く。たらの芽の天ぷらなどどこぞの料亭でも頂ける季節は限られている と言う のに・・・。なんとも贅沢な贈り物に感激する。

 

 

 
 
 
もう20年以上のお付き合いになった建築家のO君、とうとうご結婚という事で 久しぶりに我が家へ。まだ学生さんだった頃パリの我が家にも良く遊び にいら していたので、歴代のパリのアパルトマンもご存知。パリからのチーズとノワ ゼットをお供にワインを飲みながら積もる話は尽きず、新婚旅行に スペインに 行くとのこと、主人の著作「スペイン、ロマネスクの旅」をプレゼントする。楽 しい旅行でありますように・・・。

 

 

 
 
 
法事の度に従姉妹たちと会うのもやっぱり先人の知恵?忙しい毎日で一族に思い を馳せる時間はなかなかないけれど、こうして集まると普段はみな違う 生活を しているのに話は尽きず温かな気持ちになる。友人とも仕事の人間関係とも違う 不思議な関係。パリに渡って30年、和食を頂きながら連綿と続 く一族を感じ る貴重な時間。

 

 

   
 
 
 
Plats index 長いお付き合いの写真家H氏御夫妻と恒例のお食事会。パリのブティックや主人 の作品の撮影はもちろん、私の実家の撮影をして頂いた大御所写真家の 助手で 要らした時代から・・・。パリでもいろいろなところにご一緒したので思い出話 も尽きない。ヴェネチア料理のこのレストラン、シーフードのフ リットもフワ フワのモッツアレラもまるでヴェネチアにいるようでとても美味しい。インテリ アやテーブルセッティングもヴェネチアそのものでココが 銀座とは思えな い・・・。 page top

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